

自立支援介護には、基本となる4つのケアがあります。この4つのケアを確実におこなうことで、多くの場合はADL(日常生活動作)を向上させることができます。そして、これらは人間が生きていくための要素であり、身体介護だけでなく、認知症ケアにも共通しておこなわれます。

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「水分」はもっとも人間の身体に与える生理的影響が大きく、1日に必要な水分(1500ml~)を摂取するだけで、身体の不調はほとんど解消されます。また、日中にしっかりと水分を摂って運動することで覚醒水準(意識レベル)が上がり、夜はぐっすり眠れるようになります。特に認知症による周辺症状は、理論に基づいた正しい水分ケアをおこなうことでそのほとんどが消失します。
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食事には「栄養源としての食事」そして「楽しみとしての食事」という2つの役割があります。自立支援介護における食事ケアでは、すべてのご利用者様が常食を目指し、「噛む」「飲み込む」といった本人の意思を引き出すことを目標に、1日1500kcalの栄養摂取を目標にしています。
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ポラリスではオムツやパットを使うことなく、トイレで排便・排尿をすませていただくためのケアに取り組んでいます。特に尿失禁は、脱水状態を改善して“尿意”を取り戻すと高い確率でなくなります。正しく尿意を感知し、さらにそれを「抑制」するための機能を回復させることで、トイレでの失敗はなくなるのです。
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日中の「活動量」を増やすことで、身体的自立を目指します。特に「歩行」は、自立に向けたすべての活動の起点であり、歩行が安定することで食事・入浴・トイレといった日常生活動作は自然と自立していきます。
自立支援介護とは?『認知症』を治すためのケア
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